「三千円のつかいかた」について
著者 原田ひ香
2021年8月 中公文庫より出版
主人公は1人ではなく、大枠は1つの家族の女性陣。
一人暮らしを始めた二女(貯金30万)。結婚前は証券会社で働いていた長女(貯金600万)。習い事に熱心で向上心の高い母(貯金100万弱)。そして1000万を貯めた祖母の4人。
私がこの本を手に取った理由
最近結婚して仕事を休憩中の私、引っ越しや家具家電を買ったり、結婚式をしたいなぁと考えていたりと何かとお金に悩んでました。
そんなとき本屋さんでたまたま目に入ったこの本。
そんな出会いがあり、購入することにしました。
気になったところは?
2か所あります!
1つ目
1ページ目の最初にある言葉。
「人は三千円のつかいかたで人生が決まるよと祖母は言った。三千円くらいの少額のお金で買うもの、選ぶもの、三千円ですることが結局人生を形作っていく、ということ」
この言葉、最初に読んでの感想は「なんだそりゃあ?」でした。その章での主人公もおんなじ感想でした。だってさ、三千円が人生を形作るって、大げさじゃないかと思っちゃうもん。
2つ目は文章の引用ではないのですが、
また違う章の主人公が友人の結婚の話をきっかけに、自分の立ち位置を改めて感じてしまう場面です。
その主人公自身は結婚し、子供がいて、専業主婦として家族3人で暮らしている人です。
結婚が早かったこともあり、友人の安定的な結婚や仕事に引け目を感じてしまいます。
私も最近結婚し、仕事も少し休憩しているのでもう共感の嵐!!!!
なんかね、自分の選んだ道は正解なのかなーとか。仕事バリバリこなしてる友人の話聞いたら思っちゃうし、かと言って家事業を完璧にできてるかと聞かれたら全力のNOだし!!
これからこうやって悩む瞬間は増えていくのだろうなと戦々恐々。
本を読み終わっての感想
最初は、気になったところは?でも言っているとおり、三千円で人生が決まるってなんぞや?って感想でした。
でもこの本を読んで、毎日買うものや見るもの、食べるもの、それは自分の考えの積み重ねであるということ。
三千円というのはものさしみたいなもの。分かりやすく例えてくれているんだなと。
三千円という1つのものさしでさえも、十人十色の考えがあって、どれが正解でも不正解でもないんだなと思いました。
なので三千円のつかいかたで、決まる。というよりはその人がどういう風に考えて生きているのかがそこで分かる、って感じに解釈しました。
しかもそれは、人生を生きていく中でいろんな刺激を受けたりして変わっていくものだと思います。
まとめ
この本は章ごとに主人公が変わります。
社会人になりたて、結婚してから専業主婦、母から祖母など、これまで歩んできた人生、これから歩む人生の節目を表現されているなと思います。
その瞬間のピンチをどういうお金のつかいかたで乗り越えていくのか、それを見てどんなことを感じるのか。自分に当てはめても良いし、そんな考え方もあるんだなーなんて思うこともあると思います。
主人公たちの選択はどれもその人には正解というか、それを正解にしていくという強さを感じます。
気になって読んでくれる人がいたら紹介した私も嬉しいです。
では、また本を読んだら読書感想書きます。おしまい。
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